僕ほど弱い人も、そうそういるまいよ

いやぁ、人生って面白いなぁ、と思う。世の中には、強い遺伝子を持って生まれてくる人もいれば、弱い遺伝子を持たざるをえない人もいる。まあ、残念ながら、僕は後者なわけであるが。本当に、僕の先祖はどうやってこの令和の時代まで子孫を残し続けられたの…

傷つきたい

時々、無性に傷つきたいと願う。うわべだけの会話なんて、最も忌み嫌うものだ。お互い丸裸になって、本音をさらして、言い争いがしたい。子どもみたいに、取っ組み合いのけんかがしたい。すべてを捨てて、ここで人生が終わってもいいぐらいに、相手の心を鷲…

ドラゴンボールの思い出を10代が語る

【ネタバレ多数】ドラゴンボールが好きである。筆者はギリギリ10代だが、はじめて買ったマンガがドラゴンボール、という、おそらく今どき珍しいタイプの若者じゃないかと思う。まあ、ドラゴンボールは連載開始から30年経った今でもどこの本屋にも置いてある…

小説が書けなくなってブログを始めたけれど……

小説を書いていた。カクヨムというサイトで書いていた。 だが、ある日小説が書けなくなった。きつくなったからだ。反響がなかったからだ。そして、徐々に小説を書くのから離れていった。自分の才能のなさと、根気のなさと、小説を「書くこと」を大して愛して…

辻村深月先生は「先生」と呼ぶにふさわしい

辻村深月という作家がいる。彼女は、僕らの世代=子どもと大人の境い目にいる存在、の味方である。 全著作を読んだわけではないが、彼女の本にはほぼほぼ外れがなく、デビュー作から一貫して高い水準で作品の質を保っている。僕は彼女の作品が好きである。ど…

人生に絶望したことがある

人生に絶望したことがある。それも何度もだ。ひきこもっていた頃は毎日絶望していたから、少なくとも、365×6=2190回は絶望したかもしれない。そんなときって、ポジティブに考えるのは到底無理だ。ポジティブに考えることは、ある程度、衣食住が揃っていて、…

米澤穂信という作家に惚れている

米澤穂信という作家に惚れている。彼の格調高い文章と、その知性とにだ。彼との出会いは中学1年生の頃。不登校になったばかりで、1番辛かった時期だ。世を儚んでいて、目のハイライトなど、全く機能していなかった時分だと思う。そんな自分の目に、少しばか…

大した読書家ではない

変態的に本が好きだけれど、自分のことを大した読書家でないと思っている。理由を述べてみよう。①村上春樹を読んだことがなかった②純文学を意識したことがなかった③新書すら知らなかった④本にお金を使う、ということを知らなかった⑤海外文学?読む気しないな…

変態的に本が好きなので……

まあ、本が好きだ。変態的に好きだ。昔と言っていいほど前ではないけれど、ひきこもっていたことがあった。6年間ぐらいだろうか。俗に言う不登校というやつである。そんなときも、本を読んでいた。うつだったから、大学生となった今と違って、1年に365冊読む…

ダンブルドア先生に憧れて

人生の意味を考えるのが好きだ。それは、多分、人生に本質的意味はなく、それを探し求め、意味づけしていくことに価値があると考えているからだと思う。人生に何度も絶望し、「消えたい」と思ったりもするけど、人生の意味を考えるのはやめていない。誰にで…