変態的に本が好きなので……

まあ、本が好きだ。

変態的に好きだ。

昔と言っていいほど前ではないけれど、ひきこもっていたことがあった。6年間ぐらいだろうか。

俗に言う不登校というやつである。


そんなときも、本を読んでいた。

うつだったから、大学生となった今と違って、1年に365冊読むこともできず、ただただ無理をしない範囲で、ふとんに寝転がりながら本を読んだ。


東野圭吾米澤穂信辻村深月森見登美彦有川浩乙一……


言ってみれば当代を代表する一般文芸作家たちである。


もちろん、10代であるから、ライトノベルもマンガも読んだ。


逆に、村上春樹を代表する純文学や、太宰治などの文豪はあまり嗜まなかった。触れる機会がなかったのだ。

(今はそれを取り戻すべく、猛烈な勢いで読んでいる!)


つまり、昔も今も、病めるときも、健やかなるときも、読書だけはやめなかったということだ。



僕は、不登校と呼ばれる状態にあったとき、


確かに、本に救われていたのだと思う。



まあ、本が好きだ。

変態的に好きだ。